口腔外科
口腔外科とは?
口腔というのはお口の中のことです。口腔外科は、歯・顎などのお口の周辺組織に関する疾患を扱う診療科です。
この部分に起こる疾患には、交通事故やスポーツによるケガ、神経性の疾患、癌まで多岐にわたります。当院では特に、親知らずの抜歯と顎関節症の治療についてあつかっています。
顎関節症について
顎関節症では、口を開こうとするときに顎の関節や顎の筋肉が痛み、大きく口を開けられない・カクカク音が鳴るなどの症状が出ます。男性よりも、女性に多いとされています。
原因は、噛み合わせの異常やくいしばり癖や歯ぎしりなどの生活習慣、筋肉の緊張、心理的なストレスなど、あらゆる原因が重なり合って起こると考えられています。
歯科では、歯ぎしりを予防するためのマウスピース治療のほか、顎に負担となる習慣や癖を見つけ治していくための生活指導やセルフケアなどを行っていきます。
顎関節症は、全人口の約7~8割が「顎に何らかの症状を抱えている」とする疫学調査もあり、多くの方にとって身近な症状といえますが、治療にかかっている方は非常に少ない症状です。歯科での治療により、数カ月から半年でほとんどの人が治る症状でもあるので、少しでも困っている方はぜひ一度、歯科にご相談ください。
親知らずについて
親知らずとは上下顎の最奥の「第三大臼歯」の4本を指します。必ず4本とも生えるわけではなく、なかには生えてこない人もいます。生えてきても、斜めや横向きに生えたり、逆さになって半分埋まっていたり、まっすぐ生えないことが多々あり、痛みや虫歯、噛み合わせ不良などの原因となることがあります。
親知らずによって痛みがある、親知らずが虫歯である、歯磨きがしづらい、噛み合わせに影響がでているなどの場合は抜歯が必要です。周囲の歯に影響が出てしまうと治療が長引いてしまうこともあるので、早めに歯科にかかるようにしましょう。